保護したときと現在の龍
保護した時の龍は体力がなかったためおとなしかった。そのため紅二は龍をほとんど無視していた。龍の体力が回復すると上位争いが始まった。両者で決着がつけばそれもよかろうと何度か戦わせてみた。負けるのは何時も紅二なのに、臆病なくせに気が強い紅二は諦めない。
これは、互いに相手を無視するようしつけをするしかないと考え、かなりの月日をかけてしつけをした。
今日まで、朝夕の散歩は別々にやっていたが、今日初めて同時に散歩してみた。なんとかできたので嬉しくなった。
夕方の紅二の散歩の途中、龍に遭遇する。おそらく、我が家への帰宅途中だったのであろう。逃走してから22時間経過。気になっていたので、帰ってきてくれて嬉しい。
逃走しないように、紐で繋ぐことにする。
昨夜、龍がいなくなった。フェンスが低いので、龍がその気になれば飛び越えられると思ってはいたが、まさか逃走するとは予想しなかった。
ネットに迷い犬の登録をした。2匹の世話は負担なので、ほっとした気持ちなのも否定できない。
犬に齧らせるための長さ20cmくらいの骨状の餌を与えようとしたところ、逃げてしまう。試しに30cmの物差しをてにすると、同様に逃げてしまう。 元の飼い主に棒で叩かれていたのではないかと思う。 この餌を紅二に与えると、例によって、部屋の何処かに隠してしまった。
龍はボールに全く興味を示さないので、ボール遊びはできない。スキンシップをしっかりやるしかない。飛びつきはあまりしなくなった。
龍も紅二も互いに相手を無視できる関係になっていないが、問題ではない。
昨日、獣医に診てもらった。肝機能はかなり改善されたとのこと。狂犬病予防注射をされた。
昨日も部屋に入れてみたが落ち着かない。入れないことにする。
今まで一度も吠えたことがない。もしかしたら声帯の除去手術をうけているのかもしれない。
相変わらず飛びつきが止まない。権威をつかうと直ぐ止めるが、又始める。粘りの権威もできるので、支配行動とも思えない。しかし、紅二に対しては明らかに支配行動をとるので、支配性の心理が存在する。時間をかけてでも、この心理をなくさなくてはならないと思う。
紅二と龍を別々に庭でリードにつないで放置しておいた。1時間ほどしたら、紅二が鳴くので、戸のところへ行くと、紅二が室内へ飛び込んできた。リードの金具を広げて自由になったらしい。多分自由になった紅二は龍に攻撃をしかけて敗北したのではないかと思う。これで、はからづも上下関係に決着がついたかと思ったが、其の後も紅二は負けてはいなかった。
龍の飛びつきを止めさせる手段として、初めて部屋の中に入れてみた。りーどを柱につないでおいた。1時間くらいは、うろうろして落ち着きがなかったが、おとなしくなった。日中は部屋に入れてみることにする。
龍の散歩は紅二より上手になった。驚き。龍のほうが服従性に富んでいるようだ。ただ、飛びつきはやまない。元の飼い主はこれを許容していたらしいと思ったが、間違いかもしれない。龍はとても不安な心理状態だと思う。つまり、小生との信頼関係ができていない。信頼関係ができれば飛びつきは止むのではなかろうか。受け止めをしっかりやることにする。
龍の受け止めをやると、紅二が嫉妬する。
夕方の散歩から帰って、庭に放しておいた。其時、フェンスを閉め忘れた。しばらく気がつかなかった。龍はフェンスの明いた場所をうろうろしているだけで、外へ逃げ出そうとする素振りは全くなっかた。
昨日、紅二の散歩中迷い犬に出合う。保護するため自宅につれれくる。
常陽リビングに電話してみるも飼い主はみつからない。雑種オス茶中型、犬の体をさわってみると、骨と皮状態。これはすくなくとも数カ月放浪していたと思う。餌にむしゃぶりついた。シャンプーをした。
今日、獣医につれていく。フィラリアを患っているとの事。肝臓も弱っている。6ヶ月くらい放浪していたかもしれないとの事。体重15.2Kg。10匹以上ダニがついていた。
ネットで迷い犬を検索してみたが、該当する犬はみつからない。飼うことにした。名前は龍にした。
紅二より3倍くらい大きく見える。先住犬として上位行動をとる。龍は相手にしない。
有る程度しつけはされているようだが、散歩のしつけが駄目。それ以外に今のところ問題ない。